企業研修:経営戦略基礎研修
経営戦略基礎研修(1−2日)
●目的:リーダーとして将来像を描き、導く力を強化
現場の失敗は努力で取り返せても、戦略の失敗は努力では取り返せません。「頑張る」ことは重要でも、もはや「頑張る」だけでは勝てない時代になってしまいました。だからこそ、これからのリーダーは「戦略」を考えるということを知っておく必要があります。
●対象者:経営者・経営幹部に
経営者・経営幹部の方には今すぐ必要です。これからの経営を担う幹部候補生、上級・中間管理職の方には早めに「戦略」を知っておくと、現場で「戦略」の実戦を行い、戦略構築力が高まった状態で将来経営者になることができます。
●人数:25名まで
3〜4名のグループを作って、グループディスカッションを主体に進めていきます。全てのグループに講師の目を行き届かせるようにするには、20人以下が理想です。
この講座に限らず、研修全般に言えることですが、30名以上でも可能ですが、一人当たりの効果は残念ながら確実に落ちてしまいます。
●内容:経営戦略の基本フレームワークの理解と演習
基礎編として、戦略のフレームワークをきっちりと身につけます。3C、SWOT分析、アンゾフのマトリックスなどの各種戦略ツールを学び、それをケースによって応用演習します。最終的には、3Cの弱点を克服すべく弊社代表の佐藤義典が開発した戦略BASiCSへと導入していきます。
内容は、他にある経営戦略研修とそう変わらないように見えます。しかし、教科書に書いてあるような作り方では勝てる戦略は作れないのです。
3C、SWOT分析などはどの本でも載っています。しかし、以下のような限界があります。
・3C:「自社」と一括りにし、また、実行を考えていない
(詳細はこちらのページをどうぞ)
・SWOT分析:強み弱みなどの分類が恣意的かつ無意味
(詳細はこちらのページをどうぞ)
これらのページに書いてあることは、ある意味当たり前のことです。しかし、そのような限界を考えずに、3CやSWOTなどをただ教える研修や本が多いのも事実です。きちんと実戦経験を積んでいれば、そして、理論的に考えれば誰でもこのような3C・SWOT分析の限界につきあたるはずなのです。
●日程:1〜2日間
最低1日は必要です。2日間あるとケースディスカッションなどに多く時間をとることができ、理解がより深まります。
●研修の内容
以下のような流れで研修を行います。実際には百枚以上のスライドを使いますので、ごくごく一部ですが雰囲気はお感じいただけるかと思います。
まずは基本的な3Cという考え方を学びます。
それを、例えばこのようにドトールとスターバックスの例など、身近な例を使ってグループディスカッションを行います。それにより、コンセプトの理解度を高めていきます。このときには、いわゆる「ケースメソッド」の形式で進めていきます。ケースを読んでいただき、グループディスカッションを通じてまとめていきます。
このような、身近な例を使った「穴埋め」で、フレームワークを実際に「腹に落とす」ことがしやすくなります。この穴埋めは簡単そうですが、意外とできないものです。あなただったら上の図の空欄に何を入れますか?
戦略のポイントは、3Cの中身よりも、3Cの間の一貫性です。それが戦略のすべてと言っていいでしょう。例えばマクドナルドの場合は、
・競合
・自社(差別化ポイント)
・顧客
は以下のようになるかもしれません。ポイントは、顧客(ここは空欄です)によって、競合も差別化ポイントも変わる、ということです。この食うあん
そして、3Cなどの基本的なコンセプトを理解したあとで、3Cの弱点(3Cの弱点はこちらのページへどうぞ)を補う実戦的な戦略フレームワーク、戦略BASiCSへとつなげていきます。
上のように、3Cに
・独自資源
・メッセージ
を加えることにより、戦略策定に必要な要素が満たされるのです。
そして、最終的なフレームワークはこちらになります。3CやSWOTの弱点を補強し、実戦的にしたツール、戦略BASiCSに落とし込んでいきます。
これを埋めるのがまた一苦労ですが、しっかり埋まれば、戦略を判断する極めて戦略的なフレームワークになります。その埋め方を、ケース、グループディスカッションで行っていきます。
●フレームワークの必要性
このようなフレームワークにあてはめることのメリットはいくつかあります。弊社代表の佐藤義典が実戦で使っているものですので、効果があります。
また、研修においても、このようなものが無いと、身に付きません。最終的には自分で色々考えてもらえるようになってほしいのですが、「守・破・離」の教えにもあるように、最初はフレームワークをきっちりきっちりやった方が身に付きます。
コンサルティング形式で、弊社代表の佐藤義典に戦略構築のアドバイスがほしい場合はこちらへ
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