アクションラーニング
アクションラーニングとは?
最近、研修・教育業界でかなり普及してきたコンセプトに、「アクションラーニング」があります。その特徴を列挙してみます。
・ 成果を出すための教育プロセス
・ 数名のグループで行う
・ 自社の実際のビジネステーマを取り扱う
・ その後の行動を伴う
というものです。
そのやり方は、通常は、数ヶ月がかりのものになります。プランを考え、実際にやってみて効果を計測し、またプランを練り直して、というまさに通常のビジネスの進め方そのものです。
アクションラーニングの意味は、指導者付きの限りなく本番に近い練習、ということでしょう。もはや練習ではないかもしれません。
アクションラーニングの進め方
アクションラーニングの一つの進め方に以下のようなものがあります。例えばテーマは経営戦略で、2ヶ月で行うとしましょう。
開始週を第1週とします。
0週目 : 参加者決定、テーマの決定など
第1週目: 2日間の集合研修 経営戦略の基礎
(この間、与えられたテーマを各グループでこなします)
第3週目: 1日間の集合研修 コンサルタントからのフィードバック
(この間、与えられたテーマを各グループでこなします)
第5週目: 1日間の集合研修 コンサルタントからのフィードバック
(この間、与えられたテーマを各グループでこなします)
第7週目: 2日間の合宿研修 最終の修正とプレゼンのリハーサル
第8週目: 経営陣にプレゼンテーション
このように、研修+プロジェクトのような形式で進めることが多いです。
アクションラーニングか研修か?
アクションラーニングは、実際のビジネスとして見ると、
・ コンサルタントなどの支援者が存在し、教育・訓練でもある
・ 通常業務とは異なるグループや指揮命令系統で行われる
・ 数ヶ月単位での、何らかの区切りがある
こと以外は、普通の仕事と変わりません。さらに、いわゆるプロジェクトチームとしてみれば、コンサルタントがいるプロジェクトチーム、ということになります。
アクションラーニングは、研修としてみると、
・ 数ヶ月にわたる長期のものであること
・ 実際のビジネステーマを扱うこと
が違います。
研修(つまりは練習)として見れば、研修でよいのですが、それではあまりにもったいなさすぎます。研修と言うよりは、実際の「コンサルティング」にすれば、社員力の強化に加えて、実際に経営を強化することができます。
その意味で、アクションラーニングは、研修講師に頼むよりは、コンサルタント(研修講師もコンサルタントを名乗りますが、いわゆる職業コンサルタント)に頼んだ方がより価値が出せます。
ストラテジー&タクティクスが考える
アクションラーニング
アクションラーニングは、最終的には経営陣へのプレゼンをゴールとした、いわば「ボトムアップ」のようなとらえ方をされることが多いです。社員が考え、社長にプレゼンするわけです。
しかし、コンサルティングの場合には、そのような進め方は通常ありえません。経営陣に対してコンサルティングを行い、会社の戦略の方向性を決めて、それを下に落としていくのが普通です。それは、戦略を決めるのは経営者の仕事だからです。
ここで、既存のアクションラーニングに一工夫すると、研修効果をもちながらコンサルティングを行う、いわば理想的なプロセスが可能になります。
それは、単純なことです。アクションラーニングを行う前に、経営陣とコンサルタントでコンサルティングを行うのです。
その際に、戦略の方向性などを決めます。そして、アクションラーニングのテーマは、その戦略をいかに実行するか、とするのです。
すると、戦略の方向性を経営陣が決め、その方向にそって、現場で実行可能な案を前線の社員が考える、という理想的な仕事の進め方にもなります。
すると、最後の経営陣へのプレゼンは、プレゼンのためのプレゼンではなく、経営陣と現場との真剣勝負になります。
通常のアクションラーニングに加え、ストラテジー&タクティクスではこのような実効性・実戦性までを考えます。
価格体系(例)
価格は、基本的には見積もりベースです。目安ではありますが、一般的には以下のようになります。
●アクションラーニング
場合によって異なりますが、例えば2ヶ月間の場合
第1週目: 2日間の集合研修 経営戦略の基礎
第3週目: 1日間の集合研修 考え方の整理
第5週目: 1日間の集合研修 考え方の洗練
第7週目: 2日間の合宿研修 最終の修正とプレゼンのリハーサル
第8週目: 経営陣にプレゼンテーション
で、おおよそですが500万円程度です。
(交通費・宿泊費等の実費は別途ご請求)
(英語で実施する場合の見積もりは別途お問い合わせください)
これに加えて、コンサルティングを行う場合にはその費用が別途発生します。
詳細はお問い合わせください。なお、研修講師は、特別なご要望が無い限りすべて当社代表になります。
また、公益性が高い場合(商工会議所・商工会、市町村、など)は、この限りではありません。地域活性化、経済活性化に協力するため、柔軟に対応させていただきますので、メールにてお問い合わせください。
いわゆる社員研修・企業内研修については、こちらの研修のページをご覧ください。
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